日曜日, 2月 03, 2008

Frédéric François Chopin


ピアノといえば、
やはり、ショパンは外せませんよね。

ピアノの詩人と呼ばれた彼は、
作曲家としても、
様々な形式、美しい旋律、
半音階的和声法などによって
ピアノの表現様式を拡大し、
それまでなかったピアノ音楽の
新しい地平を切り開いた
偉大な作曲家の一人です。

その作曲のほとんどを
ピアノ独奏曲が占めていて、
ピアノの演奏会において
取り上げられることが多いのも
頷けますよね。

「幻想即興曲 嬰ハ短調[遺作]作品66」

右手の速いパッセージが繰り広げられる典雅な主部と、
歌謡的な旋律のトリオ部と短いコーダで構成されます。
若い頃の作品で、友人のユリアン・フォンタナが手を加え、
『幻想即興曲』と名前をつけて出版しました。

この曲に関してショパン自身は友人に
「この曲はベートーヴェンの『月光』を拝借して創った」
と語っており、当時の批評家の酷評を恐れて
生涯この曲を演奏することも
公開することもしないつもりでいたようです。

私は、「砂の器」千住明さんのピアノ協奏曲「宿命」を
思い出してしまいます。



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